疲労

水忌：「…………」

ぼすっ（無言で布団に倒れ込む）

水忌：「………ちょっと…疲れちゃったな……。…やっぱり、もっと鍛えないと…駄目だ…」

※水忌くんが疲労しているようです。

狭霧：『…靖？帰ったのか？……入るぞ。』

(静かに襖を開けて入り、静かに閉める)
(そのまま倒れている水忌の傍に座り、撫でるように額に手を当て)

狭霧：「……靖？……ん…珍しく疲れているな…。…朝からこんな夜中まで、一体何処にいたんだ？」

水忌：「……っ…狭霧…？…悪い…うとうとしてた…。………ごーすとたうんに…いた…」

狭霧：「…まさか…、…こんな時間まで、ずっと？もう夜中の1時半だぞ…？」

水忌：「………すごい…よね、俺……17回もクリアしたんだよ……へへー…」(←若干寝惚け)

狭霧：「(背後も暇人だな…/…)……ん、頑張ったな……。…だが、無理をしすぎるのはいけない……」

水忌：「……いや、まだ…駄目だ……。……もっと、頑張らない、と……ＺＺｚ……」

狭霧：「全く…この頑固者めが……。……少しは…、私や、周りの者の気持ちを考えた事があるのか…？」

水忌：「…Ｚｚ……Σはッ！！い、いかんいかん！！寝ている場合ではない！まだやらねばならぬ仕事があったのじゃった…！…今夜中に……終わらせ…て……ｚｚ………Σッッッ！！！」

(勢いよく立ち上がり部屋から出て行くと、そのまま庭に降り)

狭霧：「な、…大人しくしていないかっ…！……って、馬っ、…鹿…！」

水忌：「ーーーっ」(頭から水を被る)

(しばし硬直した後、ふらふらと戻って来て)

水忌：「……寒い……けど…、…目は…覚めた…っくし」

狭霧：「当たり前だろう…！馬鹿かね君は……！あーあー…、もう着物までびしょびしょではないか…」

水忌：「あー…、…鬼の女中頭にしばき倒されるな……。……っくしゅ！………ははは…」(苦笑)

狭霧：「まったく…今日はもう寝ろ…。…絶対に風邪を引いているぞ、明日…。……仕事も今日は無しだ。」

水忌：「そ、そんな……じゃあ何の為に寒い思いしてまで水浴びたのさ……！？っていうか目ぇ完璧に覚めちゃったし無理だって！」

狭霧：「…………。」

水忌：「……は…はい…ゴメンナサイ……。」(いろんないみで青くなり)

狭霧：「………。」

水忌：「だっ、だが…しかし。…どうしても…、今夜中に終わらせねばならぬ仕事なのじゃよ……。」

狭霧：「…………はぁ…」(溜息)

水忌：「……今回だけ、見逃してはくれぬか…！…頼むっ、お願いっ！」

狭霧：「……………。」

水忌：「マジでお願い……！………だ、駄目なのか…っ…？」

狭霧：「…………帰ってきたら、問答無用で寝てもらう。そして、…次は無い。…良いな？」

水忌：「…お、おお、うん、分かっｔっくしゅん！………承知致した…、……有難う狭霧！…っきし！」

(急いで着替え、フラフラと走りながら出て行く)

狭霧：「…………靖胤の…あほ…」(ぼそり)