SilverRainの水忌・風魔(b32238)と葛葉・狭霧(b58633)のブログです。
このキャラ2人が日常会話や日記を綴る、というコンセプトなのでその辺よろしくお願いします。 +*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*+*
このサイトに掲載されている作品は、株式会社トミーウォーカーのPBW『TW2:シルバーレイン』用のイラストとして、作成を依頼したものです。
イラストの使用権は私(管理人)に、著作権は『寛斎タケル氏』『悠貴氏』『濃茶氏』に、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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※靖胤と狭霧の親の話。あまり暗くはないです。登場人物が皆アホっぽいんで。
水忌&狭霧:「アホ言うな」
※黙れお前達も立派にアホっぽいから大丈夫だ。
水忌:「失礼な。アンタこの俺に向かってそんな口を利いて良いと……」
※黙れ蝶と蛾に埋もれさせんぞ
水忌:「すみませんでした」(深々)
※・・・・・・・・・・・・。
狭霧:「……Σ俺は何も言ってな…」
※あ、狭霧。この前背後の友達の腐ったお姉さまがお前の事「可愛い」つってたぞ。
狭霧:「Σ(ビクッ)え、ご、ごめんなさい…」
※ではどうぞ♪
水忌&狭霧:「アホ言うな」
※黙れお前達も立派にアホっぽいから大丈夫だ。
水忌:「失礼な。アンタこの俺に向かってそんな口を利いて良いと……」
※黙れ蝶と蛾に埋もれさせんぞ
水忌:「すみませんでした」(深々)
※・・・・・・・・・・・・。
狭霧:「……Σ俺は何も言ってな…」
※あ、狭霧。この前背後の友達の腐ったお姉さまがお前の事「可愛い」つってたぞ。
狭霧:「Σ(ビクッ)え、ご、ごめんなさい…」
※ではどうぞ♪
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(こ、今回はシリアスだからねっ///)
※この記事の動機※
「自己紹介欄で『1年に数回情緒不安定の狂人となる。』と書いたはいいものの、周りからしたら『なんのことやらさっぱりだ』てな感じだろうな、と思ったので。」
只の気まぐれだった。
そう、只の、気まぐれ。
何も意図など無かった。
理由など無かった。
それなのに。
嗚呼、それなのに。
アンタは俺にとって、なくてはならない存在となった。
『かけがえのない存在』と呼ばれるものになった。
アンタが欠けた世界なんて、考えられなかった。
俺には、唯一人、アンタだけが居てくれればそれで良かった。
それなのに。
嗚呼、ああ、それなのに。
俺の世界には唯一人、貴女だけが居ない。
「そんな顔をしていると、また怒られるぞ。『彼女』に。」
俺の隣に立つ男___幼馴染の葛葉・狭霧が、言う。周りに居た家臣団は、暗黙の了解をいとも容易く破ったこの発言にぎょっとした。
「・・・自分の顔なんて、知るかよ。見えるわけ無いだろ、鏡を寄越せ。」
俺は、口数が少なく無表情で、心配性なこの兄弟分に、笑って見せた。(巧く笑えたかな)
彼らの間では、俺に対して『彼女』の話題を持ちかける事は禁忌とされ、「暗黙の了解」となっているらしい。
それは、彼女がこの世界から居なくなった、あの日から。
俺は何度も、もう気にしていない、気を使う事はない、と言ってはいるものの、彼らの「暗黙の了解」とやらが消える事は決して無かった。
それはやはり、その時の俺の顔が鏡のように、本心を映し出していたからだろうか。
俺という人間はそんなに強くも無ければ、嘘をつくのが好きという訳でもない。
その時は自分の本心を、何時ものように上手く隠す事が出来なかったのだろう。人間は、絶望や、生命の危機の中では、正直になる生物だ。俺とてこのような常人とは違う力を持っていても、所詮は人間だ。『彼女』を失ったという絶望の中では、「正直になること」しかできなかった。
「本当は」嘘をつくことが嫌いなのに。
「本当は」『彼女』と一緒に消えてしまいたかったのに。
「本当は」こんな時に笑いたくないのに。
嘘なんて、つけなかった。
・・・あの時の俺は、巧く笑えていただろうか?___否、出来なかった。
・・・上手に、嘘をつけたかな?___いいや、お前は嘘なんてつけないんだよ。
情けなかった。
当主である自分が、心配されて、気を使われて、腫れ物扱いされて。
情けなかった。
年上である自分が、年下の幼馴染に諭され、慰められ、そしてその事に腹を立て声を荒げ。
情けなかった。
誰よりも近くに居た自分が、『彼女』を守る事が出来ず、その崩れ落ちる身体を抱き支える事さえできず、笑顔で別れを告げることもできず。
・・・・・強く、なりたかった。
自分の拳を血が出る程に強く握り締め、唇を咬む俺を、狭霧は相変わらず無表情で見つめた。
やがて何も言わずに、俺の肩に手を置き、
ポン、ポン、
・・・それはとても、懐かしい感触。
『彼女』との、温かい記憶。
落ち込んでいるときや、悩んでいるとき。
何時も『彼女』は
そうして、
優しく、
俺を、
慰めて、
笑って、
こう、
俺に、
言った、
『どんな時も笑ってる事だけが、いいってわけじゃないの。悲しい時には、泣いて、』
その、続きは、
『辛い時には、・・・そうね。何がいいかしら。・・・・・・そう!私に言いなさい!こうやって、慰めてあげるから!』
そう笑って、俺を、優しく抱きしめた。
その、ぬくもりを。
大切な記憶を。
何故俺は忘れていたんだろう。
馬鹿だ。本当に。どうしようもない、馬鹿だ。
前に進み出て、そっと、手を添えた。・・・彼女がかつて俺にしたように。
「・・・・・・俺、凄い、辛かったよ。アンタがいないってだけで。」
冷たく、黒い石となって、土の中で眠る貴女はもう何も言わないけど。
ふわり、と。
暖かい何かに包まれた気がした。
その瞬間、熱い何かが込み上げてきて、俺の視界はまるで、海の中にいるかの如く。
けれどもそれは、悲しみではなかった。
「でも、今は、」
俺の言葉はそこで途切れた。
言葉なんて要らない気がした。
「有り難う、狭霧。・・・・・俺、何か、忘れてたんだな、きっと。」
俺は、口数が少なく無表情で、心配性なこの兄弟分に、笑って見せた。(有り難う、心から)
今度は、綺麗に笑えた。
そう、確信した。
俺達の頭上では、太陽が、笑っていた。
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何これ超恥ずかしい
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